【ワンピース】ジョイボーイの「果たされなかった約束」を考察！
「ONE PIECE（ワンピース）」には、読者をワクワクさせるような伏線がいっぱい。例えば「空白の100年」「古代兵器」「ひとつなぎの大秘宝」の真相が明かされるのを心待ちにしている人も多いことでしょう。数ある伏線のなかでも今回注目したいのは、ジョイボーイの果たされなかった約束。さっそく、どんな内容なのかを考察していきます！
「ジョイボーイ」の正体は？現在わかっていること
ジョイボーイは人物名ではなく、なにかの役割を示したもの、または通り名のようなものであると考えられます。まずは現在わかっていることをまとめてみました。
■ジョイボーイが遺した謝罪文の内容
「ジョイボーイ」の名が初めて語られたのは、魚人島編でのこと。彼は空白の100年に実在した人物で、魚人島にあるポーネグリフには、ジョイボーイから人魚姫へと向けた謝罪文が記されていました。その詳しい内容は明かされていませんが、魚人島には「いずれ必ずジョイボーイに代わって約束を果たしに来る者が現れる」と伝えられています。
■ジョイボーイはズニーシャの仲間だった
ワノ国編でルフィが“ニカ”に覚醒した際に、ジョイボーイはズニーシャの仲間だったということが判明。ワノ国の近海へやってきたズニーシャがルフィの解放のドラムを聞き、ジョイボーイのことを思い出すシーンも描かれています。
■ジョイボーイとワノ国との関係
ワノ国編にて、「ジョイボーイを迎え入れるためにワノ国を開国する必要がある」ということがわかりました。かつて“世界のすべて”を知った光月おでんは、開国を目指していたそう。現在はモモの助やヤマトたちがその意志を継いでいます。
■“ひとつなぎの大秘宝”を隠したのはジョイボーイ
最後の島で“ひとつなぎの大秘宝”を発見したロジャーは「ジョイボーイ おれは……！ お前と同じ時代に生まれたかった」「とんでもねェ宝を残しやがって……！」と嘆きました。この発言から、“ひとつなぎの大秘宝”を隠したのはジョイボーイだということが読み取れます。
■ジョイボーイは最初の海賊
ジョイボーイは、太陽神ニカのように体が伸縮する能力を持っていたことが明らかになりました。世界政府が「ゴムゴムの実」あらため「ヒトヒトの実 モデル ニカ」を警戒しているのも、ジョイボーイの影響といえそうです。
ジョイボーイの「果たされなかった約束」とは
次に、ジョイボーイが成し遂げようとしたことを考察していきます。太陽神ニカとの関係、約束の内容とは……？
■ジョイボーイと「太陽神ニカ」との関係
ルフィが覚醒した際のズニーシャの反応から、ジョイボーイは「ニカ」だったことがわかりました。フーズフーはニカについて「太古の昔に奴隷たちがいつか自分を救ってくれると信じた伝説の戦士」「人を笑わせ、苦悩から解放してくれる戦士」と語っています。
また「太陽」といえば、フィッシャー・タイガーによって結成された「タイヨウの海賊団」との関連も考えられるでしょう。フィッシャー・タイガーは15年前にマリージョアを襲撃し、多くの奴隷を解放した人物。彼が率いたタイヨウの海賊団は「解放」と「自由」を掲げていて、その思想はまるでニカのようです。
ここでヒントとなりそうなのが、Dr.ベガパンクによって明かされた「悪魔の実は人々の進化を実現化させたもの」という仮説。
数百年前に地上で迫害され、海底へと追いやられた魚人族が、再び「太陽」のあたる地上を目指す……。そんな、魚人たちの願望から生まれたのが“太陽神ニカ”なのかもしれません。
■ジョイボーイの「果たされなかった約束」のヒント
ジョイボーイの謝罪文の内容は明かされていませんが、魚人島にポーネグリフがあることから、オトヒメが目指した「夢」とのつながりがありそう。
ネプチューン王いわく、魚人族には「はるか数百年の昔、我々の遠い先祖たちが試みたものの、無念のまま潰えた夢がある」と伝えられているそうです。その夢を実現させようと行動したのが、しらほしの母であり王妃だったオトヒメ。彼女は魚人の差別撤廃や人間との共存を目指し、地上へ移住するために署名活動を行っていましたが、ホーディの凶弾に倒れてしまいした。
さらに魚人島には、“約束の舟”とも呼ばれる「ノア」があります。いまでもノアは海底で、ある使命を果たすために「来るべき日」を待ち続けているようです。
ジョイボーイとなったルフィによって、いつか魚人と人間が共存し、ともに地上で暮らせる日がやってくるのかもしれませんね！
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