「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」名言まとめ!“もう1回がない試合”が生んだ名場面
バレーボールを題材にした大人気漫画「ハイキュー!!」は、何度読み返しても心震える名言がたくさん。数ある名シーンの中から、2024年公開の「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」で飛び出した名台詞をまとめました。
「ハイキュー!!」の「ゴミ捨て場の決戦」とは
そもそも「ゴミ捨て場の決戦」とは何なのか……。まずは原作の内容を解説します!

■「ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」は烏野高校VS.音駒高校の因縁対決!
「ゴミ捨て場の決戦」は烏野高校VS.音駒高校の試合が描かれています。烏野はカラス、音駒はネコがモチーフとなっていることから、両者が戦う場に例えて「ゴミ捨て場の決戦」と呼ばれるように。
この2校は昔からライバル関係にありましたが、烏野の烏養一繋監督、音駒の猫又監督が引退してからは交流が途絶えていました。しかしその後、猫又監督が監督に復帰。また烏養前監督の孫にあたる繋心がコーチに就いたことをきかっけに、再び練習試合などを通して交流するようになりました。
■「ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」は単行本の何巻?
「劇場版ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦」は単行本33巻~37巻の内容が映画化。
アニメ版では4期の続編にあたります。
「ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」の名台詞
練習試合で何度も対戦してきた烏野と音駒。公式の場で“もう1回がない試合”をすることを誓い合った両校の、熱く、激しい試合がついに始まります。

■「喰い散らかすぞァ!!!」澤村大地/黒尾鉄朗
試合前に両チームの主将から上がったこの雄叫びも印象深いセリフのひとつ。まさにカラスとネコとの対決にふさわしい檄です。
■「僕一人で勝とうなんて1mmも思ってません」月島蛍
ベンチにいる菅原から「行けっ 月島っ 黒尾に負けんなっ!!」と声をかけられた月島は「無理ですよ」と一蹴。そして「格上の誰かに勝とうと思ったことなんか無いです」と前置きしたうえで、「僕一人で勝とうなんて1mmも思ってません」と続けました。
そのバッグには、ピンチサーバーとしてコートに立つ山口の姿が。サーブを拾われても、月島が“想定外”の高さでブロックを決めるなど、月島と山口との絆にも熱くなれる名場面のひとつです。
■「おかげさまで 極たまに面白いです」月島蛍
試合中に黒尾から「最近のバレーはどうだい」と投げかけられた月島。夏の合同合宿ではバレーなんて「たかが部活」だとこぼしていましたが、「極たまに面白いです」と言えるまでに変化しました。
こうして成長できたのも、黒尾をはじめとした第3体育館のメンバーや烏野高校のチームメイトたちのおかげ。バレーの楽しさを知り、どんどん強くなる月島には胸が熱くなります!
■「翔陽 面白いままで居てね」孤爪研磨
第2セットが始まり、サーブで日向の速攻を封じようとする音駒。しかし日向はレシーブを上げた直後、回り込むのではなく、あえて「前」へと走ります。見事ライトからのブロードが決まり、烏野が先制点をもぎとります。
予想外の動きでいつも“新しさ”を見せる日向に対し、研磨は「面白いままで居てね」と笑顔を見せるのでした。
■『「負けたら」そんなこと考えて水差しちゃだめだよ』木兎光太郎
第2セットの序盤、烏野バレー部のマネージャー・谷っちゃんは、なにやら深刻な顔をして試合を見ていました。そこへ木兎と赤葦がやってきて、「烏野が3セットマッチで1セット目を落とすのは初めて見た」と不安をこぼします。
谷っちゃんが頭の中で「あと1セット落としただけで終わりなんて」と考えていたそのとき、木兎から『「負けたら」そんなこと考えて水差しちゃだめだよ』と勇気づけらる場面が。
「後のことじゃなく 今 見て」「俺たちがどのくらい強くなったのか見て」と言われた谷っちゃんは、自分にはなかった発想に感動し、強い面持ちで応援を再開しました。
■「ゴメンね」赤葦京治
谷っちゃんに「後のことじゃなく 今 見て」と語りかけた木兎に対し、赤葦は「…木兎さん ちょっと圧が強いです…」となだめたうえで、谷っちゃんに向かって「ゴメンね」と気遣いました。劇場では赤葦ファンの悲鳴が聞こえたとか……?
■「こんなお祭りそうそう無えのに 2セットだけで終わるなんてもったいねえべや!」菅原孝支
2セット目の終盤で20対19となり、音駒に逆転を許してしまった烏野。徹底した日向潰しも続く中、月島と入れ替わりで副主将の菅原がコートに入ります。「アゲてアゲてー!!」と声を賭けながらチームの士気を上げると同時に、セッター影山にスパイクを打たせるなど、新たな攻撃をしかけました。
■「スパイカーの前の壁を切り開く そのためのセッター」影山飛雄
音駒による日向潰し。サーブで日向を狙うだけでなく、日向に助走させないような場所にボールを落とすなど、その作戦はかなり徹底されていました。飛ぶことが大好きな日向にとって打たせてもらえないのはストレスで、表情もどこか暗くなりつつあります。
そんな中、第2セットも終盤へ。ここにきてセッター影山が動き出します。「スパイカーの前の壁を切り開く そのためのセッター」という心の声に続いて発したのは「オープン」の一言。高く上げたトスに合わせて助走を始めた日向は、鳥かごを破る勢いで誰よりも高く飛び、ついにスパイクを決めました!
■「じゃあネットを下げればいい」猫又先生
黒尾たちがまだ小学生だったころ、研磨を誘ってやってきたのはバレーボール教室でした。レシーブなどを体験する中、隣のコートではスパイクを練習する子どもたちの姿が。
まだ体の小さかった黒尾は「あっちの方がかっこいいけどあれはやんない」「背が大きくないと打てないから」とこぼすと、ふらっとやってきた猫又先生に「ネットを下げればいい」「最初こそまずはできるヨロコビじゃないかい」と声をかけられました。そしてのちに、猫又先生は音駒高校バレー部の顧問であることが判明します。
傍から見れば、ほんの小さなできごと。しかし黒尾にとってはバレーがもっと好きになるきかっけにもなった大切な言葉です。
■「たーのしー」孤爪研磨
黒尾に誘われてバレーを始めた研磨は、運動能力がずば抜けて高いわけでもなければ、バレーへ情熱を注いでいるわけでもなく、なんとなく部活に参加しているような印象でした。
しかし、この試合に関しては「いつもより気合いが入っている」と言われたり、がむしゃらにボールを追いかけたりと、これまでにない行動を見せます。そんな研磨は、次々と新しい攻撃を見せて進化し続ける日向に刺激され、ついに「たーのしー」とつぶやきます。
「楽しい」という一言は音駒のメンバーを驚かせるには十分で、出会ってからずっと研磨にバレーの面白さを知ってほしいと願っていた日向も喜びが爆発。研磨がまた一段、バレーに深くハマった名場面でもあります。
■「クロ おれにバレーボール教えてくれてありがとう」孤爪研磨
長いラリーの応酬で両チームの体力はギリギリ。苦しい、しんどい、でも終わらないでほしい……。みんなが必死にボールを繋ぎ、ついに烏野が勝利を掴みました。
この試合をもって音駒の3年生は引退。そんな場面で、研磨は「おれにバレーボール教えてくれてありがとう」と黒尾に感謝の気持ちを伝えます。研磨をバレーの世界に引きずりこんだ身として、多少の罪悪感があったという黒尾。無理して付き合わせてしまったのではないかと思っていたこともあり、研磨からの感謝の言葉に感極まるシーンも。
ふたりの絆と、研磨の一皮むけた楽し気な表情。読者の涙も誘った名場面です!
まとめ
練習試合などで交流を重ねてきた烏野と音駒は、それぞれのポジションごとに師弟、ライバル、友情といった関係性を築きながら、いつか公式の場で対戦することを誓い合った同士。「ゴミ捨て場の決戦」として描かれた“もう1回がない試合”は、まさに「バレーボールは面白い」を全力で伝えてくれる作品。ぜひその感動を漫画や動画で振り返ってみてはいかがでしょうか?
「劇場版ハイキュー!! VS小さな巨人」映画化!烏野と鴎台、どっちが勝つ!?
【ハイキュー】名セリフアワード発表!みんなが選んだ8つの名言・名場面を振り返る
【ハイキュー!!】オススメの名試合5選!涙腺崩壊した名言・名シーンまとめ
「ハイキュー」公式のベストゲーム人気投票ランキング!みんなが選んだ名試合は?
【ハイキュー】公式人気投票ランキング!第1回・第2回の結果まとめ